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カレント雲の基本的な使い方と考察 [FX]

カレント雲は一目均衡表の先行スパンでつくられる雲を現時点(当日を含む26日分先行しているので25日分)に戻したものです。

カレント雲を形成する【スパンA】と【スパンB】は以下になります。

【スパンA】(転換線+基準線)÷2

【スパンB】(過去52日間の高値+安値)÷2

【スパンA】と【スパンB】で作成された雲が【ゾーン】です。。

【スパンA】>【スパンB】の時が【サポートゾーン】

【スパンA】<【スパンB】の時が【レジスタンスゾーン】

です。

ここで一目均衡表の転換線・基準線はどういう働きをしていたか思い出して下さい。

上昇相場で基準線、転換線は押し目買いのポイントになる。

下降相場で基準線、転換線は戻り売りのポイントになる。

【スパンA】は転換線と基準線の和の半値線ですから、上昇相場では押し目買いの、下降相場では戻り売りのポイントになるという事です。

併用しているのはEMA(20)のボリンジャーバンドです。

上昇相場での【スパンA】を使っての押し目買い
※EMA(20)でもできる事を再確認

カレント雲1.png

下降相場での【スパンA】を使っての戻り売り
※EMA(20)でもできる事を再確認

カレント雲2.png

次にゾーンの色の転換はシグナルになるかと云う考察です。

【スパンA】と【スパンB】をある種の移動平均線を考えてみれば結果は明らかでしょう。

『著名なトレーダー・運用システム設計者であるラリー・ウィリアムズは、2つの移動平均のクロスについて研究するが、結局2つの移動平均を併用するアプローチはトレンドの将来予測では機能しないということがわかった。ラリーが膨大なデータ処理の挙句、辿り着いた結論は、移動平均のシステムでは「将来に当てはめた場合、確実だったのは手数料ぐらいのものだ」ということだった。

「ある分析結果はそのまま将来に適用して機能するわけではない」のだ。過去に優良な結果をもたらしたパラメータを将来に適用するという最適化というプロセスでは、儲けることはできないというのがラリーの結論である。』 (某書より引用)

簡単に云うと、移動平均線のゴールデンクロスやデッドクロスはシグナルにならないと云う事です。

ゾーンの色の転換はシグナルにはならないと云う事は自明の理ですね。

ゾーンの色の転換がシグナルにならない例
カレント雲3.png

それではカレント雲でのエントリ-やエグジットはどうするのかという事ですが・・・。

私は併用しているボリンジャーバンドをエントリ-やエグジットのシグナルにしています。

ボリンジャーバンドの使い方はご存じですよね。±2σのタッチの反発では失敗しますよ。

カレント雲は相場が上げ相場か下げ相場を判断し、ボリンジャーバンドのミドルラインをサポートするものです。

カレント雲の使い方はまだまだ色々ありますが、取り敢えず基本だけですが・・・。

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